施設基準
施設基準について
施設基準とは医療法で定める医療機関および医師等の基準とは別に、健康保険法等の規定に基づき厚生労働大臣が定めた保険診療の一部について、医療機関の機能や設備、診療体制、安全面やサービス面等を評価するための基準になります。
▮ 一般名処方加算について
当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。
当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行すること※)を行う場合があります。
一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
※一般名処方とは
お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。
▮ 後発医薬品およびバイオ後続品の使用促進について
当院では、厚生労働省の後発医薬品・バイオ後続品の使用推進の方針に従い、患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものとして後発医薬品(ジェネリック医薬品)およびバイオ後続品を積極的に採用しております。
そのため、当院で処方する薬剤は後発医薬品・バイオ後続品になることがあります。
▮ 短期滞在手術等基本料1について
当院では短期滞在手術等基本料1に関する施設基準を満たし届出しております。日帰りで行われる特定の手術に対する体制が整備されています。
対象手術:水晶体再建術(白内障手術) 翼状片手術(弁の移植を要するもの) 眼瞼下垂症手術 眼瞼内反症手術
▮ 『個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書』の発行について
当院では、医療の透明化や患者への情報提供を積極的に推進していく観点から、平成22年4月1日より、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行することと致しました。
また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担がない方についても、平成22年4月1日より、明細書を無料で発行することと致しました。
なお、明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点、ご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。
▮ 施設認定について
当院では、九州厚生局に次の施設基準に適合している旨の届出を行っております。
◎コンタクトレンズ検査料1
◎緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術)
▮ コンタクトレンズ検査料について
当院は『コンタクトレンズ検査料1』の施設基準に適合している旨、九州厚生局に届出を行っています。また、厚生労働省の施設基準に定める眼科診療経験年数を有しています。
1. 初診料は291点・再診料は76点です。
※当該保険医療機関又は当該保健医療機関と特別の関係にある保健医療機関において過去にコンタクトレンズ検査料が算定されている場合には、再診料を算定。
2. コンタクトレンズ検査料1は200点です。
※厚生労働省が定める疾病の治療によっては、コンタクトレンズ検査料1ではなく、眼科学的検査料で算定する場合があります。
▮ 個人情報の取り扱いについて
平成17年4月より個人情報保護法が施行されました。当院においても、患者様の個人情報の管理につきましては今まで以上に管理強化に努めておりますが、検査や診療時のお呼び出しは今まで通りお名前を呼ばせて頂いております。
また、説明能力の向上を含めた医療提供の質向上を目的として眼底、顔部の写真撮影や説明内容の録音を行っておりますので予めご了承下さい。
ご自身の個人情報に関してご要望がございましたら、ご遠慮なく職員にお申し付けください。個々に対応させて頂きます。
▮ 各文書料の発行について
診断書 6,000円(税別)
文書 3,000円(税別)
通院証明書 2,500円(税別)
※他文書は上記に準ずる
▮ 多焦点眼内レンズを使用する白内障手術の選定療養に関するお知らせ
多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、当院では選定療養の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
多焦点眼内レンズの種類 | 金額 |
---|---|
アイシー | 88,000(税込) |
シンフォニー | 99,000(税込) |
シンフォニー トーリック | 138,600(税込) |
マルチフォーカル | 159,500(税込) |
ファインビジョン | 211,200(税込) |
ビビティ | 258,500(税込) |
パンオプティクス | 258,500(税込) |
パンオプティクス トーリック |
297,000(税込) |
シナジー | 275,000(税込) |
シナジー トーリック | 313,500(税込) |
選定療養とは、患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額自己負担となります。令和2年4月より、術後の眼鏡装用率の軽減を目的とした多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は、厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
当院は多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届出をしています。多焦点眼内レンズの対象となる患者様には診察時に詳細をご説明致します。
多焦点眼内レンズを使用する
白内障手術の費用
患者の皆様には、ご理解いただきますよう宜しくお願い申し上げます。 令和6年8月