手術の実際
濁った水晶体内容物を眼内で細かく砕き、吸引除去した後に眼内レンズを挿入する手術です。
手術にかかる時間はおおよそ5~8分程です。麻酔は点眼麻酔(目薬)のみで注射や点滴は用いません。
切開創は通常わずか2㎜ほどの小切開で、手術による乱視を増やさないために無縫合手術を行っています。
術後の乱視や感染リスクは大変少なく、ご高齢の方にも、安心して手術を受けていただくことが出来ます。
1.切開します
点眼麻酔後、白目と黒目の境の部分(角膜輪部)を2㎜ほど切開します。
2.濁った水晶体を砕いて吸い出します
濁った水晶体内容物を超音波で砕いて取り除きます。
3.眼内レンズを挿入します
カートリッジ内に準備された眼内レンズを水晶体の袋の中に入れます。
1.点眼麻酔後、白目と黒目の境の部分(角膜輪部)を2㎜ほど切開します。
2.濁った水晶体内容物を超音波で砕いて取り除きます。
3.カートリッジ内に準備された眼内レンズを水晶体の袋の中に入れます。
白内障手術の実際
- 点眼麻酔後、白目と黒目の境の部分(角膜輪部)を、術中ガイドシステムを参考にしながら2か所切開します。
- 眼内に角膜内皮保護のための粘弾性物質を注入します。
- 水晶体の前嚢を術中ガイドシステムを活用し円形に取り除きます。
- 濁って固くなった水晶体内容物を4~8分割した後、超音波で砕いて取り除きます。
- 水晶体嚢内に粘弾性物質を注入しカートリッジ内に準備された眼内レンズを水晶体嚢内に入れていきます。眼内レンズの光学径は6㎜で、同心円状の構造が多焦点レンズの特徴です。
- 眼内をきれいに洗浄し多焦点眼内レンズの固定位置を確認して手術は終了です。